すっかり夏の陽気になりました

 先日ミニトマトを定植してから、日中30℃近い日が続いています。そろそろ熱中症が心配な季節になってきました。

 今日は現時点での畑がどうなっているのか、ご紹介したいと思います。

定植5日目のミニトマト!

 まずはミニトマトから。定植した次の日から、猛烈な暑さが続き、枯れてしまわないか心配でしたが、とても元気です。実はこの5日間、ほとんど水やりはしていません。翌日の午前中に一度だけ水を上げただけです。

200611 定植五日後
定植5日目

 ミニトマトの畝はかなり前に立てて、マルチで覆ってありました。なので、地中にはそれなりに水分が含まれているはずです。定植前にも十分吸水させたので大丈夫だろうという判断です。

 定植後は根がまだ伸びていないので、どうしてもぐったりしてしまいます。ここで水をあげ過ぎてしまうと、根っこが頑張りません。すぐそばに水があるわけですから、根っこをそんなに延ばさなくても水分が足りてしまいます。

 水やりを控えていると、表面は乾いてきます。しかし、地中の深いところには水分があるので、ミニトマトがそこまで根を伸ばして水分を吸い上げようと頑張ります。こうして、早い段階から強い根にして、真夏のもっと乾燥する時期でも、しっかり水分を吸える根になるはずです。

 スパルタに育てて、強い樹になってもらいます!

収穫が待ち遠しいスナップエンドウ!

 スナップエンドウは毎日のように花が咲いています。白くて、小さな花は見てて癒されます。

200611 実の様子
収穫まであと少し!

 花の後にはさやがついて、どんどん大きくなっています。厚みが1cmちょいになったら、収穫できます。特に防除などはしていないのでアブラムシはついてきていますが、それほど大きな被害は出ていません。

 来週中ごろにはいっぱい穫れ出すと思います!

超密植! いろんな野菜たち

 ここには様々な野菜がてんこもりです。ルタバガというカブの一種、コリアンダー、葉ねぎ、チンゲンサイ、ゴマ、などなど実に多種多様な野菜を植えてあります。

200611 超過密混植のようす

 これはコンパニオンプランツの効果を狙っています。通常なら二種類くらいの野菜を植え付けて、お互いの生育に良い影響を期待します。このコンパニオンプランツには科学的根拠に乏しいものから、ある程度の科学的に理屈の通ったものまで様々な組み合わせが知られています。

 明確に効果が実感ある栽培法ではないのかなと思っているのですが、畝の中で多様性をもたせることは大事ではないかと思います。植物は根を通じて、土と触れ合って、土壌微生物と共生関係にあります。植物ごとに共生している微生物は異なりますので、根と根が触れ合うくらい混植にすれば、コンパニオンプランツの効果をより引き出せるのではないでしょうか?

 今年はこれを実験的に検証してみようと思います。何より、一つの畝のなかに一種類の野菜が植わっているよりいろんな野菜が顔を見せてくれている方が賑やかだし、楽しいですよね!

夏に向かって全速前進!

 梅雨開けからは一気に野菜たちの生長が早くなります。

 まだまだこれから植え付ける野菜もありますので、畑の様子もどんどん変わっていくと思います。また、折を見てご紹介したいと思います!

ついに定植!/ミニトマト

 今日は今年の畑仕事の前半戦で、一大イベントをしてきました!

 それはミニトマトの定植です。5月の初めから育苗していたミニトマト達を外の圃場に植えてきました。

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 苗は本葉2枚目が展開しきったところで、発芽してから20日目でした。一般的には第一花房が開花してからの苗を定植するのがセオリーです。しかし、今回の苗はそれと比べると、かなり小さいです。育苗期間でいうと、半分以下です。

 こうなった一番の理由は、種まきが遅かったからです(笑)。外があまりに寒く、トマトの種まきをするような季節じゃなかったので、後回しにしていました。せっかく育苗することにより、冬の寒さにあたらないように初期生育の時間がとれたはずなのに。。。

 もう一つは、小さい苗の方が活着しやすいと思ったからです。体が大きいと、植え替えてから根っこが伸びるまでに身体を維持する必要なエネルギーも増えます。根も十分伸びないと、水分をしっかり吸えません。
 その分、小さい苗ならば、より少ない時間で活着させることができるのではないかと。

 これから、背を伸ばそうとしている勢いのある苗を植え付けるので、今後の伸びも良いのではないかと期待しています。まずは根っこを伸ばしてもらって、強い土台を作ってもらいます。

S__4210690
定植時の苗

 

 ようやく今年の夏野菜の主役が登場しました。今から収穫してから食べたいもの、作ってみたいものがたくさんあって、うずうずします! 

 今後も名わき役的な野菜たちが登場しますので、お楽しみに!

ネット張りからの定植準備完了!/ミニトマト

 今回はミニトマト用のネットを張ってきました。これで、ミニトマトを畑に植える準備はできました。いよいよ定植間近です。

 一年ぶりの作業で、すっかり段取りが悪くなっていました。あれがない、これはどうやったっけと試行錯誤しながらの作業となりました。が、無事張り終えることができました。

 現在の畑の様子がこんな感じになります。

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 最初は平面でのっぺりしていた畑に畝が立ち、アーチが立ち、立体感が出てきました。ここにトマトが育っていくのを想像すると、本当にワクワクします!

 この作業後、少し畑の様子を観察していると、隣の畑の方が様子を見に来てくれました。その方はネットを見ると、いろいろなアドバイスをしてくださいました。

 私たちはアーチパイプに頂点と横に合計三本の直管を添わせて補強しました。パイプ同士はフックバンドという金具を使いました。

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 それを見て、「補強を7本に増やすとかなり安定する。心配なら、筋交いを入れればなお良し。固定もフックバンドじゃなくてひもで十分できる」とアドバイスをしてくださいました。ネットの張り方も同様で、もっとゆるくても作物が育って荷がかかってくれば自然と張れるし、ひもで結わえていけば片づけも簡単だと教えてくれました。

 確かにアーチの設置とネット張りは使う資材が多く、消耗品も安いものですがそれなりのお金がかかります。どんなものもまず買うのではなく、あるもので十分目的が達成できる方法を考えてみることが大事だと思いました。

 

 アーチはもう一本あるので、そちらがひもを使って頑丈なアーチが組めるか試してみたいと思います。

 今年は勉強ばかりの1年です。常に頭を使って、チャンスを逃さないようにしたいですね。

育苗経過観察②/ミニトマト

 育苗中のミニトマトが発芽して、9日目となりました。

 先日の経過観察から、だいぶ大きくなって生長点が見れるようになりました。本葉1枚目の展開までもう間近となりました。

5/27 発芽9日目の様子

 

本葉が展開しそう

 前回の観察では、軸が徒長気味にヒョロヒョロでした。その後、暖かい日の夜間は窓を開けて15℃までしっかり温度を下げ、水分も夕方には乾き気味になるように調節しました。

 すると、軸から細かい毛が出てきて、色も少し赤みが差してきました。太さも出てきて、しっかりしてきました。ひとまず、さらなる徒長は抑えられているのではないかと思います。

 本葉が3-4枚展開する頃には、圃場の最低気温がミニトマトの適温になると思います。もうしばらく慎重に観察を続け、良い苗になるように頑張ります。

育苗経過観察①/ミニトマト

 先日5月17日に種まきしてあったロッソナポリタンが発芽しました。それから5日間経過して、苗が少し大きくなりました。

5/20 発芽2日目の様子

 発芽してから2日目です。子葉が展開し、すでに軸がヒョロヒョロしています。これは徒長(茎が長く、間延びした状態)してしまったかもしれません。発芽後は夜温を15℃前後まで下げ、水分も少し絞り気味にしないと徒長します。徒長すると軟弱な苗になってしまうので、避けたかったのですが。。。
 夜温は窓を少し開けて調節し、15℃付近まで下げたのですが、もしかしたら水が多すぎたのかもしれません。基本的に午前中に水やりして、夕方以降は若干乾燥気味にするのがセオリーのようです。

5/22 発芽4日目の様子

 それからさらに2日後、本日の様子です。ここ最近曇りがちで、雨が降り続いていたのですが久しぶりに太陽が顔を見せてくれました。
 徒長気味になったのは太陽にあてられなかったのもあるかもしれません。発芽してからは光合成を活発にさせることが重要です。今日はほぼ1日太陽に当てられました。

 

 若干出だしから雲行きが怪しいミニトマトの苗つくりですが、今後の管理をきちんと行えば大丈夫なはずです! ミニトマトの観察を続けていきます。