ネット張りからの定植準備完了!/ミニトマト

 今回はミニトマト用のネットを張ってきました。これで、ミニトマトを畑に植える準備はできました。いよいよ定植間近です。

 一年ぶりの作業で、すっかり段取りが悪くなっていました。あれがない、これはどうやったっけと試行錯誤しながらの作業となりました。が、無事張り終えることができました。

 現在の畑の様子がこんな感じになります。

S__4177925

 最初は平面でのっぺりしていた畑に畝が立ち、アーチが立ち、立体感が出てきました。ここにトマトが育っていくのを想像すると、本当にワクワクします!

 この作業後、少し畑の様子を観察していると、隣の畑の方が様子を見に来てくれました。その方はネットを見ると、いろいろなアドバイスをしてくださいました。

 私たちはアーチパイプに頂点と横に合計三本の直管を添わせて補強しました。パイプ同士はフックバンドという金具を使いました。

.jpg 

 それを見て、「補強を7本に増やすとかなり安定する。心配なら、筋交いを入れればなお良し。固定もフックバンドじゃなくてひもで十分できる」とアドバイスをしてくださいました。ネットの張り方も同様で、もっとゆるくても作物が育って荷がかかってくれば自然と張れるし、ひもで結わえていけば片づけも簡単だと教えてくれました。

 確かにアーチの設置とネット張りは使う資材が多く、消耗品も安いものですがそれなりのお金がかかります。どんなものもまず買うのではなく、あるもので十分目的が達成できる方法を考えてみることが大事だと思いました。

 

 アーチはもう一本あるので、そちらがひもを使って頑丈なアーチが組めるか試してみたいと思います。

 今年は勉強ばかりの1年です。常に頭を使って、チャンスを逃さないようにしたいですね。

アブラムシとの闘い/スナップエンドウ

 このところ暖かい日が続き、スナップエンドウがかなり生長しました。中には花をつけているものも見られます。あと1か月ほどで収穫できそうです(ちょっと遅すぎる感ありますが笑)。

 背丈が高くなってきていたので、二段目の誘引を入れました。このくらいの高さになると、風の影響が大きくなってくるので、しっかり入れてあげます。まだ入っていない、これから伸びてくる茎も順次入れていきます。

 誘引作業自体はあっという間だったのですが、スナップエンドウにアブラムシがついているのを発見してしまいました。いつかは出てくると思っていましたが、いざ見つけるとちょっとショックですね。

 本来であれば、防除として薬剤を噴霧するのですが今年は別のアプローチをしてみることにしました。

 先日読んだ「無肥料栽培を実現する本」に害虫に関する話も書いてありました。その本の著者が言うには、

・アブラムシは不必要になった葉っぱについている
・摘葉(いらない葉をおとすこと)の役目を担っている
・先にいらない葉を落としてしまえば、そこまで被害は出ない
・何もしないと、アブラムシが激増してコントロールできなくなる

ということでした。

 実際にスナップエンドウを観察してみると、確かに株元の葉にアブラムシがたくさんついていました。ですが、生長点に近い、上の葉にはあまり見られませんでした。

 アブラムシが根元のいらない葉を狙う理由をもう少し考えてみます。

 アブラムシは葉に溜まっている窒素(硝酸態窒素)を吸いに来ているといわれています。すると一つの仮説が立ちます。

 生長点に近い葉は根から吸った窒素分をどんどん使って、成長していきます。しかし、根元の葉はもう成長しないので、窒素が過剰に蓄積しているのではないでしょうか。そして、アブラムシはそれを狙いに来ていると。

 もちろん単純に根元から順番に食べていっている可能性もありますが、ある程度しっくりくる説明だと思います。

 

 今回は、アブラムシ対策として先に余分な葉を落とすことにしました。観察していると、白い模様が着いた葉が見つかりました。その裏側にはアブラムシの卵が産みつけられていました。

白い跡が確認できる

 

裏返すとたくさんの卵が!

 

 この卵が確認できる葉を一枚一枚除去しました。すると、もさもさだった株元が自然とすっきりして風通しも良くなりました。

 風通しが悪いと、蒸れて病気を招く原因にもなるので、良い摘葉になったと思います。

 

 今回はアブラムシの対策として、卵が産みつけられた葉を除去してみました。これでどうなるか観察してみたいと思います。

マルチ際の除草作業を軽減!/藁敷

 今日はマルチ際に防草効果を期待して、藁を敷き詰めてきました。

 私たちはできるだけ雑草を生やしたままにし、生物多様性を維持した栽培をしようと考えています。なので、畝間の雑草は、作物の背丈を超えない範囲で除草していくことにしています。

 しかし、マルチ際は手で除草するしかなく、万が一大きくしてしまったり、びっしりと草を生やしてしまうとマルチ回収が面倒になってしまいます。そこで有機物である藁をマルチ際に敷き詰めて、防草シートの代わりにしようと考えました。

 米を栽培している知り合いの方から、余っている藁束を大量にいただいてきました。これを、地面が見えないように均等に敷き詰めました。

 風は吹くと飛んでしまいそうだったので、ピンを差して、紐を通し固定しました。

 これで夏場の除草作業が多少は楽になるのではないかと思います。裸の地面が減るので、土がしまっていくのを防ぐことにもなります、さらに、秋の最後の最後まで敷いておくのである程度分解が進んだ状態で、土に鋤き込まれることになります。少しではありますが、有機物の投入になるかと思います。

 

 今後はアカザなどの背丈が高くなる雑草を早め早めに処理しつつ、地面を覆ってくれる雑草を大事に増やしていきたいと思います。

トンネル剥がし/スナップエンドウ

 こんにちわ。先日最高気温が30℃を超えたかと思いきや、数日後には最低気温が1℃と冷え込み、霜まで降りました。でもようやく、霜を心配する必要がなくなるかと思います!

 そこで種まきのときから、ずっとかけてあったトンネルを剥がしてきました。下の写真の白いやつですね。

202047 スナップ播種_200407_0009

 しっかりとかけておいたおかげで、この間の霜からも守ることができました。ありがとう、トンネル。

 さて、回収なんですが、なかなか大変でした。来年はどのような長さで使うかわからないので、筒を芯にして再度巻いていきました。世の中にはマキトールなる便利な機材もあるのですが、なにせ高い。1シーズンでそこまで頻繁に使うものでもないので、今回は手で巻いていきました。

 1人がピンと張って、もう1人がぐるぐる。

200512  スナップエンドウ トンネル剥がし
畝にまたがって押さえてくれているマーティ

 そんなこんなで4畝分、80mを回収しました。意外とあっさりでしたが、これがもっと大量にあるとこの方法では難しいでしょう。短いからこそできる方法でした。

 このあたりは大規模にレタス、キャベツなどの高原野菜を生産している農家、法人がたくさんあるのですが、観察していると参考になることも多いです。

 レタスも春の出荷に合わせて、冬のうちから苗の植え付けをします。当然霜にあたると困るので、同じように霜よけの資材をかけます。レタスは圃場が大きく、株もかなり密植です。畑の面積とほぼ同じ面積の寒冷紗をかけています。こんなに大量の寒冷紗、どうやって回収するのだろうと思っていました。

 この間、その回収作業を目にしました。レタス農家の方たちは巻き取ることなく、袋にどんどん詰めていっていました。どうやら、使用する分だけ寒冷紗をカットしてあるようです。毎年同じ面積で使うから、芯に巻かなくても大丈夫、という感じですね。毎年作る場所が決まっていると使う資材も決めておける。結果、時間効率を高めることができるということです。

 

 今回はスナップエンドウのトンネルを回収しました。これから気温が上がって、どんどん成長していくと思います。スナップエンドウの成長を追いかけていきます。

200512 スナップエンドウ支柱立て

 次回はスナップエンドウを誘引するための準備を行っていきます!

無事発芽確認!/スナップエンドウ

 こんにちは。

 今日は昨日の大雨が嘘のように、気持ち良い晴れ間が広がりました。

 いち早く、スナップエンドウの様子を見に行きたい気持ちを抑えて、土が乾く頃を見計らって夕方に畑へ。

 無事にスナップエンドウが発芽しました。

S__3489798

S__3489796

 芽が出ていないところも少なく、全体の1割未満という印象でした。とりあえず、現時点で芽が出ていないところに1粒だけ播きなおしました。マルチの下に潜り込んでいる芽もあったので、1株ずつ確認して外に出してやりました。

 これでほっと一安心です。種まきから、12日目に発芽しました。途中大雨や低温に何回かさらされましたが、何ともなかったようです。トンネルをしておいてよかったです。

 

 さて、そろそろミニトマトの育苗も始まります。どんどん楽しみなことが増えていきますよ!