晴耕雨読の日々

 梅雨らしく雨が降る続く日が続いています。雨が止んでも、パッと晴れることが少なく、気分も落ち込んできます。

 今朝も朝から雨が降っています。作業も追いついていて、連日の雨で畑の土もぬかるんでいると思いますので、今日は畑に出るのはお休みにします。

 古い言葉で、「晴耕雨読」というものがあります。文字通り、晴れた日は田畑を耕し、雨の日は家で読書をして過ごす、という意味です。昔は雨が降ったら、畑仕事はお休みで、家でのんびり過ごす余裕があったのでしょう。

 畑での収穫適期、流通システム、さまざまな観点から考えても、雨の日に出荷をしないというのはなかなかできません。市場は安定的な供給を求めるし、すでに畑にいる野菜たちは成長を待ってくれません。

 今年アルバイトにいかせてもらっているレタス農家も、出荷は雨に関係なく毎日あります。雨の日はどうしても作業効率が落ちますし、肉体疲労も結構あります。雨の中でも外で働くのが農業だ!、というのも理解していますが、やはり気は乗りません(笑)。

 できるだけ雨の日はゆっくりできるようになれたらいいなという思いはあります。昔の農家、百姓みたいに晴耕雨読の日々を送れたらいいですね。

 

 最近読んでいる本は、亜紀書房「生き物を殺して食べる(英題:THE ETHICAL CARNIVORE MY YEAR KILLING TO EAT)」(Louise Gray著)です。題名を見ると物騒な話に聞こえますが、肉を日常的に食べる人(ほとんどの人があてはまるはずです)は無関係ではいられないテーマです。

 この本も書評として紹介したいのですが、考えさせられる内容が多く、まだうまくまとめられていません。しっかりと読み込んでいずれ紹介したいと思います。

一気に生長が加速してきました

 梅雨真っ只中の長野県です。

 降ったり止んだり、曇ったり晴れたりと天気の移り変わりが激しい日々が続いています。雨でたくさん水をもらった後に、ぴかっと晴れるので野菜たちもどんどん育っています。毎日畑に行っているはずなのに、前日よりもはるかに大きくなっていて、驚かされます。

 あまり生長していなかった空心菜ですが、ここ数日で葉っぱが増えてきました。もともと湿っぽく高温が好きな野菜なので、やっと好きな気候になってきた感じでしょうか。

 こちらの二つは品種が違うズッキーニです。一つはUFO型のズッキーニ、もう一方はトキタ種苗のゼルダ・ネロです。間隔をあけて順次種まきをして、連続して収穫できるようにしています。

 つい3日ほど前に芽かき作業をしたミニトマトです。3cmくらいの芽は残してきたのですが、あっという間に10cmほどまで大きくなってしまいました。また明日芽かきをしていきます。土に直挿しした芽はほとんど日光にやられてしまったので、水につけて発根させたものと取り替えています。 

 こちらはオクラです。1株に8本の樹をまとめて育てる方法で栽培しています。日当たりが十分取れないのではないかと心配でしたが、ちゃんとみんな育ってきています。茎が赤くなっているのできれいです。

 毎日畑に行くと生き生きとした野菜たちが出迎えてくれます。強い日差しを浴びても元気な野菜たちを見習って、元気に過ごしていきます!

芽かきしました&大きくなりました/ミニトマト

 ミニトマトを定植してから20日が経ちました。すくすくと成長して、今では花のつぼみがついています。高さも30cmほどになり、かなり立派になりました。茎も細かったのが、とてもがっしりしています。

 トマトはわき芽をとっていかないと主軸と区別できないくらい、大きくなってしまいます。まだ芽かきはしていなかったのですが、大きいものでは10cmほどになっていました。ここまで大きくなっていれば、きれいに取れるはずですので芽かきをします!

 太い茎についている大きな葉の付け根から細い芽がでているのが見えるでしょうか。この芽の先端にはしっかりと生長点があり、どんどん育っていきます。

 やり方は簡単で、芽の根元のちょっと上を持って、ぐいと倒すだけで簡単に取れます。やはり、トマトにとっては傷口になるので、ここから病気が入る可能性があります。乾燥すれば大丈夫なので、雨の心配のない、晴れた日に行います。

芽かきをした後。かなりすっきりしました。

 トマトは根っこがとても強くて、とったわき芽を地面に捨てておくと、勝手に根付いていることもあります。もともと根っこではない茎からも根っこが出るんです。この性質を利用して、定植するときに徒長してひょろひょろの苗を斜めに寝かせて、茎も数cmほど一緒に埋めてしまうことも可能です。こうすると、茎からも根が出てきて、がっちり地面をつかみます。ホームセンターの苗は時間が経って、ひょろ長になっている苗が多いので、こうした一手間でよく育つようになります。

 また、わき芽もそのまま畝に挿しておくとちゃんと実をつけるまで育ちます。わき芽はどんどんできるので、一つの苗から何本も苗を作ることができます。下は一本の苗からただでたくさん収穫できます。ただ根付くまでに萎れてしまうこともあるので、注意が必要です。

 

 今回、私たちは種から苗を作ったのですが、少し数を増やそうと思い、わき芽をいくつか土に挿しておきました。まだまだたくさん芽があったので、水につけて残しておきました。挿したわき芽がだめになっても、交換できます。

 翌日、よく晴れたので、挿した苗を観察してみました。

 まだ根っこがでていないので、ぐったりしていました。生長点はしっかりしていて、枯れていないのでここでひと踏ん張りしてくれれば、根付くはずです。

落ち葉堆肥作り/実験編②

 4か月前に仕込み始めた落ち葉堆肥の切り返しを行いました。

 堆肥の切り返しは、発酵の進み具合を均一にすることと酸素の供給を目的に行います。発酵は酸素を消費しながら進むので、ある程度発酵させたら、切り返しを行うことで少なった酸素を供給します。また今回は、仕込み段階で少なかった水分の調整も同時に行うつもりで作業します。

 まずは堆肥枠の覆いを外してみます。ここで腐敗臭がしたり、ハエが大量に出てきたら……と思っていましたが、見たところ特におかしな感じは見られませんでした。

 上から観察すると、表層に積んである落ち葉に虫が食べたような穴がたくさん空いていました。虫は大事な分解者の一つです。落ち葉などの硬い有機物を食べて、糞という形で少し分解を進めてくれます。

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 そして、スコップで上から外に放り出していきます。これがなかなか骨の折れる作業でした。出せども出せども、全然減っている気がしません。それでも1時間ほどですべての落ち葉を外に出せました。

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 真ん中の落ち葉の層には写真のような白い糸状の物体がびっしりついていました。これはおそらく糸状菌という微生物の集りだと思われます。糸状菌はカビの一種で、落ち葉をよく分解する微生物として知られています。

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 一口に有機物といっても、木や藁のような硬い(固い)有機物から、野菜の残骸のような柔らかい有機物、鶏糞や豚糞、牛糞といった動物の排泄物まで幅広くあります。これらの有機物に含まれる炭素(C)と窒素(N)の割合をC/N比と呼び、有機物をざっくり区別しています。

 落ち葉はこのC/N比が比較的高く、糸状菌はC/N比が高い有機物を分解する微生物ですので、順調に落ち葉が分解されていると考えられます。

 C/N比と堆肥の質は密接に関わるのですが、少し難しい話になるのでここでは詳しく触れません。というか、私もまだ完璧には理解できていません。勉強して、分かりやすくまとめた記事を作成しようと思います。

 今回掻き出した堆肥は、下層の15cmくらいが黒くなり、落ち葉自体の形が少しずつ崩れていました。見た目は土に近く、堆肥化が進んでいました。

 上層の落ち葉はまだ形がしっかり残り、乾き気味だったので下に積みなおしながら、水をかけて踏み固めました。下層の、発酵が進んだ部分を適宜混ぜながら再度積んで作業終了です。

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 おそらく水分が足りなかったため、上層の分解はあまり進んでいなかったと思うので、今回の切り返しで分解もより進んでいくと思います。これから気温もさらに上がり、分解スピードも上がるので、早めに切り返ししていきたいと思います。

スナップエンドウ収穫/梅雨入り

 先日、夏らしい陽気に! といった記事を書いた矢先、梅雨入りしてしまいました(笑)。翌日から大量の(待望の)雨が降り続き、畑にもたっぷり水が入りました。周りの農家さんや畑にいる方たちも雨を待ち望んでいるようでした。

 植えたばかりのミニトマトの様子も心配でしたし、播いたばかりの種もあったので少し様子を見に行ってみました。

 すると、畑にかなり水が溜まっていました。スナップエンドウの畝は高さ15cmくらいあるのですが、半分くらい水に浸かっていました。排水性に少し難ありかなと思いました。雨が強すぎて、スマホを取り出せなかったので写真は撮りそびれてしまいましたが、今後の大雨が少し心配です。

 ミニトマトは心配なかったようで、しっかりしていました。雨が上がった後に病気などが出ていないか観察が必要です。

 もう一つ心配だった種ですが、先日播いたズッキーニの種がなぜか穴から出ていました(笑)。見た感じ何かが掘り出したようでもないし、種自体は無傷だったのでそのままもう一度埋めておきました。

 

 翌日、3日ぶりに晴れ間が広がり、晴天だったのでスナップエンドウの収穫をしてきました。今年の畑で最初の収穫物です!

 あれよあれよとたくさん穫れました!

 まだまだたくさん樹には実がついています。これからどんどん穫れそうで楽しみです。

 自家消費には量が多かったので、隣の畑にいた方たちに少しおすそ分けしました。すると、そのお礼とばかりにたくさんの野菜をいただいてしまいました。

 春菊にほうれん草、レタスまでいただきました。どれも新鮮でとても美味しかったです! この時期にこんなにたくさんの種類の野菜が穫れるなんて、さすが長年この土地で土に向き合っているなぁ、と思います。これからいろんなことを学んでいきたいと思います。

 スナップエンドウはシンプルに茹でて、塩をしていただきました。

 穫れたてのスナップエンドウは触感も良く、ならではの甘さが良く感じられました。スーパーに売っているものと比べても遜色ありません。

 

 いよいよ種を播いたものが実際に口に入る段階まで来ました。一から自分の手で育てたものは格別のおいしさです。これからも楽しんで畑仕事に勤しもうと思います!