私たちの野菜の育て方

はじめに。

 私たちの野菜を買って、このブログにも訪ねてきてくださった皆様、ありがとうございます。そして、ようこそいらっしゃいました。野菜の味はいかがだったでしょうか。楽しんでいただけたら私たちもうれしいです。

 Facebookでの投稿から来てくださった方、ありがとうございます。いつも私たちの野菜作りの様子を見ていただきありがとうございます。

 今回は私たちが野菜を育てるときに大事にしていること、考えていることをご紹介します。野菜つくりに対する思い、畑や土に対する思い、育て方(農法)、農業への向き合い方などさまざまなテーマになりますが、よかったら目を通していただけると幸いです。

食べ物を自分で作りたい

 私たちの原動力となるものはこれにつきます。食べ物を自分で作りたい。自分で作ったものを食べたい。どうせ食べるならおいしいものを食べたい。おいしい野菜を作るのは技術です。そして、その技術を使えるように、毎日畑に向かうことも重要です。

 野菜作りは楽なことではありません。どんなに暑くても、寒くても、野菜は待ってくれません。そんな畑仕事をこなすには、やっぱり楽しくできることが一番です。いやだなと思いながらではやっぱり楽しくないし、きっと野菜もおいしくできません。楽しくなければ、新しい知識を得ようと思わないし、楽しければもっといろんなことを知りたいという欲が出てくるはずです。

 楽しく仕事できるようなやり方を考えながら、日々過ごしています。

環境にやさしい、持続的な方法で作りたい

 私たちは、環境負荷が少なく、持続的な(10年も、100年も、もっと長く続く)方法で野菜を作りたいと思っています。資材の投入を少なくして、資材の循環を大事にする。こうすることで余計なコストを省くことができるのはないかと思っています。

 身近にあるものを使って、少ない資材で普通に野菜が作れたらいいなと考えています。反対にバンバン肥料を入れて、病気が出たら農薬を使って、虫が出たら殺虫剤を使って、余計に作って廃棄、といった農業にならないようにしたい。こういったやり方では土を痛めると思います。土がなければ野菜は育ちません。さまざまな研究や調査から、「今まで通り」の農業をしていたら、土壌が劣化し野菜が健康に育たなくなっていくという結果が報告されています。それを補うためにさらに肥料や農薬が投入されていくのではないでしょうか。

 土壌が劣化していくのではなく、回復しさらによくなっていくように野菜を作りたいです。しかも、資材に不必要に頼りすぎることなく。そうすれば、本当の意味での「持続的な農業」になると思っています。

お金は大事だけれど。

 私たちは、いわゆる農業してお金をいっぱい稼ぎたい! というわけではありません。もちろんお金は最低限必要だとは思っていますが、たくさんありすぎても困るし、たくさんあればいいわけではないなと(最近特に)思います。

 まだこの生き方をはじめたばかりで、自分たちがどのくらいのお金があればいいのか、どのくらいはたけるのかわかっていません。毎日、毎年、すこしずつ見極めて無理のない暮らしを送りたいと思っています。

 毎日、限界まで働いて、休日は力尽きたように休むのはちょっと私たちには無理のようです。特に農業の世界は早くから遅くまで働くのがえらい、という風潮がまだあるように思います。心がついていけるようなゆとりある状態で生きていけるのが一番です!

 そんな思いが野菜や畑に現れて、みなさんに届けばいいなと思います。

今後の私たちの暮らしの様子を見守ってください

 このブログは野菜作りの様子が多く語られています。私たちがどうやって野菜を育てているか伝わればと思います。

 今回書かせていただいた話も、掘り下げるともっとたくさんお伝えしたいことがあります。それぞれのテーマについて、今後記事にできればと思います。

 それだけでなく、私たちの生活、暮らしの様子も少しずつ綴っていきます。今後はInstagramなども活用していきますのでよろしくお願いします。

 いずれどこかでお会いできるかもしれませんね。

秋に野菜を育てるのをおすすめする理由!

秋は野菜が育てやすい!

 ここ2週間ほどで一気に秋らしくなりました。私たちの畑でも残る夏野菜はミニトマト、ズッキーニくらいで、代わりに秋冬野菜や春野菜の準備が始まっています。

 無事栽培予定の野菜たちが発芽してきて、順調なスタートとなりました。今年の天気は例年通りが通用せず、栽培暦もあてになりませんが、天気予報を見つつできるだけ適期に種まきできるようにしました。

 栽培するのは人参、大根(通常種と紅心)、ルタバガ、チンゲンサイ、ビーツ、にんにく、たまねぎなどです。どれも高温を苦手とし、寒さに強い野菜が多いですね。

 秋は春や夏に比べて、野菜が作りやすいです。それだけでなく、秋から育てた方がおいしくなる野菜もあります。それにはいくつか理由がありますので下のほうへ読み進めてみてください!

①雑草が伸びにくくなる

 まず一つ目はこれ、雑草ですね。春先から夏にかけて、雑草はぐんぐん伸びます。野菜よりも早く伸びて、どっちを育ててるのかわからない状態になることも多々ありますよね。週に1,2回しかお世話できない家庭菜園などではあっという間に雑草に負けて、やる気を失うこともあると思います。
 ですが、秋なら大丈夫。野菜が育つのも遅くなりますが、雑草の育ちも落ち着きます。多少放っておいても大丈夫です。大根やにんじんなどの根菜類は栽培期間が90日ほどと長く、その間にどんどん気温が低くなっていくので、日を追うごとに管理しやすくなります。

②虫害が減る

 涼しくなってくると、虫も減ってきます。そのおかげでせっかく植えた野菜が食べられてしまうことが減ります。暖かい時期は農薬や防虫ネットでガードする必要のあった野菜も無農薬、ほったらかしで十分ちゃんと育ちます。
 小松菜やチンゲンサイなどの葉物が特におすすめです。私たちも春に失敗したチンゲンサイをもう一度播きなおして、きれいに育ってきています。

③寒さにあたると野菜は甘くなる

 3つ目のポイントは、寒さです。野菜は寒さにあたると身がしまり、甘さを増します。特に葉物や根菜ははっきりとわかります。霜が降りるくらいのちょっと強めの寒さにあたるとよりいっそうおいしくなります。
 これは野菜自身の防衛戦略です。というのも、気温が0度を下回ると水は凍りますよね。野菜は9割近くが水でできていますので、もちろん凍ってしまいます。しかし、これでは死んでしまいます。そこで野菜は体の中に糖分を蓄えることで凍らないようにするわけです(凝固点降下といいます)。
 この性質を利用したのが、寒締めほうれん草や雪中キャベツなどですね。春や秋のものより、冬の方がはっきりと甘くなりおいしくなります。葉物だけでなく、根菜も甘くなります。私たちのお気に入り、ルタバガ(西洋カブ)も寒さに当てるととても甘くなります。ビーツなんかも、寒さに強く育てやすいですね。

生き生きとした野菜たち

 最後に私たちの畑で育っている野菜たちを紹介します。みんなすくすく成長しています。

 大根、にんじん、ルタバガ、ビーツの根菜四兄弟(ビーツは播いたばかりで写真がありませんでした)

 涼しい気候を好むズッキーニ。夏野菜としてのイメージが強いズッキーニですが、実は20度前後で一番よく成長します。真夏に播いた株が順調に成長しています。こちらはこれから増える雨風から守るために立体仕立てにしてあります。

 葉物は春先に挑戦して、無残に虫に食われたチンゲンサイにリベンジです。今回はかなり順調で虫食いも少ないです。被覆材として、籾殻と刈り草を使ったり、酢水の散布の有無などでいろいろ比較しながら育てています。

200913 チンゲンサイもみがら 一回目

 暑さも落ち着いて、長時間の作業が苦になりません。ゆっくりと畑に向き合う時間をとれそうです。

落ち葉堆肥作り/実験編④

 今年2月に遅いながらも仕込んだ落ち葉堆肥。あれから2回の切返しを行い、半年以上が経過しました。前回の切返し(7/23)ではミミズがたくさんいて、分解が早くなってきたといった感じでした。今回3回目の切返しを行ってみて、堆肥が完成したのでご紹介したいと思います。

 まずは蓋を外してみます。見たところまた嵩が減ったようです。前回比較の写真を撮りそびれてしまったので断言はできませんが減ったように見えます。

200618-3
二ヶ月前
200917 かなり腐食が進んだ
今回

 今回も、箱につめてどんどん枠外へと出していきます。ミミズの姿はあまり見当たりません。しかし、前回はいなかった生き物が! それはカブトムシの幼虫です。カブトムシは大抵8月に産卵し、9月中旬から10月ころに孵化するようですが、ここにいた幼虫は明らかに大きいです。堆肥枠の中はその自然よりも保温されていて、早めに孵化してくるのでしょうか。オッケーサインを作った指の大きさから小指を曲げたほどのものまで大小さまざまです。

200916 たくさんのカブトムシの幼虫
たくさんのカブトムシの幼虫

 幼虫は落ち葉をたくさん食べて、分解し糞として土に変えてくれる働き者です。この働きによって、堆肥化が早まったと考えられます。ほとんど落ち葉の形は残っておらず、ぼろぼろで土にかなり近い見た目になっています。

 ここまで分解が進んでいれば、畑に投入しても大丈夫だと思います。ミミズが大量にいるうちは分解がまだ不十分な証拠です。今回はより小さな虫とカブトムシの幼虫がたくさんいました。

 ということで、落ち葉堆肥作り、無事終了です! 最初はぜんぜん分解が進まず心配でしたが、しっかり切返しをして夏を越したらちゃんと堆肥になっていました。上に乗るとふかふかで、ばっちり土壌改良してくれそうです! 今年は規模を拡大して、年内の秋のうちに仕込んでしまおうと思います。

200917 指から零れ落ちるくらい
手から零れ落ちるくらいボロボロ

 一般的に堆肥は秋の畑じまいのときに満遍なく撒いて、鋤きこむのが普通です。ですが、私たちは不耕起で年を越そうと思っています。不耕起栽培については、、、また別の記事でご紹介したいと思います。簡単に言うと、土を耕さないということです。

 そこで今回は畝となっていた土に落ち葉堆肥を投入しようと考えています。かるーくかき混ぜて上から雨をしのげるように被覆して春を待ちます。畝の場所は野菜が育ったことで有機物がすくなっているのでそれを補給するイメージです。

 今年の畑じまいまで後2か月! 怪我の無いようがんばります!

来年の準備/緑肥と混作と不耕起

真夏に来夏のための準備!

 まだ真夏真っ盛りだった8月半ば。早くも来年の土つくりを始めました。畑仕事は常に先を見越して、できることはできる時にやっておくのがとても重要です(それがなかなか難しいのですが。)。土つくりは野菜つくりにおいて、最も重要で影響力の強い作業です。

 野菜は土で決まると、よく言われます。よい土を作ることが健康でおいしい野菜を育てるのには不可欠です。

 この「よい土」という言葉も非常に曖昧で、何をもってしていい土なのかということは人によって解釈が違います。私は、植物にとって必要な栄養素(俗に言うNPK、さらに微量元素)がしっかり入っていることがよい土だとは考えていません。化学的に栄養満点なだけでは不十分だと思います。

 では、どんな土が理想なのか。それは「生物多様性に富む」土だと思います。目に見えるミミズやその土壌生物や目に見えない微生物(これがとくに重要!)がいっぱいの土。これが大事だと思っています。地力がある、土壌肥沃度が高い土というのも、生物多様性がある土のことで肥料分がいっぱい入っている土ではないのではないでしょうか。これについてはいろいろな説がありますし、人によって本当にいろんな考えがありますので、ここではこれくらいにしておきます。

 

菌ちゃんファーム式! 土つくりの方法

さて、ここから実際にやった作業についてご紹介します。今回は菌ちゃんファームの代表、吉田俊道さんのブログで紹介されていた、「草を仕込む」方法を参考にしてみました。吉田さんは微生物が野菜つくりに重要だと考え、微生物を増やし、その力を最大限に利用する農業をされています。詳しくは掲載元の記事をごらんいただきたいのですが、簡単に説明します。参考にした記事はこちら→「今仕込めば、草だけで菌ちゃん夏野菜が育つ?その1」https://kinchangenki.hatenablog.com/entry/2019/11/30/150101

 この土つくりは、雑草には微生物のえさとなる炭水化物や、自分で吸い上げた窒素などの栄養素が含まれており、これを土に還すことで豊かな土を作ろう、という趣旨のものです。畝となる場所を少し掘り下げ、そこに雑草をたっぷりいれます。その上から土をかぶせ、分解を促します。来年の植え付けまでには、土になじんでいるはずです。吉田さんは春先に仕込めば、二ヶ月で植えつけられるようになるとおっしゃっています。

 この方法を参考に、畝となる場所を決め、草をたくさん仕込みました。

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 このままだと、土が裸のままで夏の強烈な日差しや秋の大雨に打たれて土が固くしまってしまうため、あまりよくありません。本来は土をかぶせたらさらにポリマルチをかぶせ、雨や乾燥をシャットアウトし土壌水分を適度に保てるようにします。

さらに緑肥栽培で地力アップ!

 しかし、この場所は春にスナップエンドウを植えつけていた場所で、マルチの保温効果で雑草の種が死滅したせいかほとんど草が生えてきませんでした。これではシーズンを通しての有機物供給が少ないと思ったので、緑肥も栽培することにしました。

 緑肥栽培は年一作が基本の麦や大豆の間作として栽培し、枯れる前に葉が青いままそのまま土に混ぜ込むことで、じっくり土の中で堆肥化させることができます。その結果、排水性向上、地力向上などのよい効果が期待できます。作付けが終わった圃場の土をできるだけ裸にしないためにも栽培されます。

 今回は秋播きなので、低温でも成長し、早生のライ麦と窒素固定と被覆効果を期待してクリムゾンクローバーをミックスして播きました。緑肥作物も単体だと土壌微生物が単純化してしまいそうなので、二種類のミックスかつ一緒に生えてくる雑草もできる限り生やしておきます。

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 そんなこんなで作業した場所は草がいい感じに生い茂っています。少し、雨にたたかれて表面は固いですが、ちょっとほぐすと柔らな土に仕上がってきています。来シーズンはここでトマトを栽培する予定なので楽しみです。トマトは土がしっかりできていないと栽培が難しい作物ですからね。

 この土つくり、土壌に関する話題は深く掘り下げると長くなってしまいます。雨風による土壌の侵食や、連作による地力の低下、過剰な肥料投入、土壌生物の働きなど、日々いろいろな知識を溜め込んでいきたいです。そして、それを畑で実際に検証していきたいです。

夏野菜跡地の準備はもう少し後で…

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まだ夏野菜が植わっているエリアは土つくりができません。ズッキーニやミニトマト、オクラの畝は9月いっぱいは収穫できます。ですので、その後に土つくりをすることになります。その時期になると雑草もあまり生えていなくて、この方法は難しくなります。

 そこで去年の冬から作っていた落ち葉堆肥を活用します。この落ち葉堆肥、夏を経てかなりいい感じに堆肥化してきました。その様子もまたご紹介します!

この夏、ミニトマトを食べ続けた結果、より美味しくする一手間がわかりました

 夏の食卓には欠かせないトマト。中でもぱくっと簡単に食べられるミニトマトはとてもおいしいですよね。美味しいミニトマトはパクパク食べられて、いくらでも食べられてしまいます。

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 とはいえ、毎日大量のトマトを生で食べるのもちょっと飽きが来ますよね。トマトの旬は短いのですが、夏の間しか食べられないのも少し寂しいので、いろいろな食べ方や保存の仕方を試してきました。

 その結果、トマトは「皮をむく」という一手間を加えることでもっと美味しく食べられることがわかりました!

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 今回はトマトを美味しく食べるために知っておきたいことをまとめてみました。

なんで皮をむくのか

 普段皆さんはトマトの皮はむいていますか? 生でそのまま食べる場合はめんどくさくてあまりやりませんよね。

 ミニトマトは品種や栽培方法、収穫時の天候によって、皮の厚みや硬さが違います。スーパーに売られているミニトマトは皮が薄いものが多いです。しかし中には皮が硬い品種もあります。たとえば、有名な品種の「アイコ」(サカタ)は特に皮が硬いです。

 皮が硬いとかんだ瞬間、中身の果肉やゼリー質がプリッとはじける食感が楽しめる一方、口の中に皮が残って嫌な感じになります。ひどいものだと、トマトというより紙を食べているのではないかというほど、口当たりが悪いものがあります。またトマトソースなどに加工する場合も皮が残っていると滑らかさにかけ、物足りない出来になってしまいます。

 そこで皮をむいてしまうことで、皮が口に残ることや調理したときの完成度を上げることが出来るのです。また、味がしみやすくなり、ちょっと塩を振ったり、マリネにしたときも美味しく食べられます。

皮をむくデメリット

 もちろん、皮をむくデメリットもあります。

 まず一つは皮に含まれる栄養を無駄にしてしまうことです。どの野菜や果物でもそうですが、トマトの皮にも多く栄養が含まれています。もったいないと感じる方はそのままいただくことをお勧めします。

 私たちはこの剥いた後の皮を有効活用できないかいろいろ試しています。よい方法が見つかったらまたシェアします!

 二つ目は面倒くさいこと。数が少なくても、お湯を沸かしたり、生ごみが出たりと手間を感じることが多いです。トマトソースやジャムにする場合は数も多くなり、非常に手間のかかる作業になってしまいます。

簡単な皮のむき方二選

 生のまま皮をむくのは難しく、中の果実を傷つけてしまうことも多いです。今回は簡単に皮を向ける方法を二つご紹介します。

①湯むき
 一番オーソドックスな方法ですね。皮に薄く切れ込みをいれて、沸騰したお湯にさっとくぐらせ、水で荒熱をとります。すると、手でつるっと簡単に剥くことが出来ます。

②一度冷凍する
 トマトを一度冷凍庫でかちかちに凍らせます。すると凍ったことで体積が増えて皮が割れます。水の中にさらすと驚くほど簡単に皮が剥けます。剥けるというよりは外れるといった表現が正しいかもしれません。

 どちらも簡単に出来ますが、大量に皮を剥きたいときは冷凍するのがおすすめです。

皮を剥いたトマトの活用法

皮をむいたミニトマトはそのまま食べるのもよいですが、おすすめの食べ方をご紹介します!

①トマトソース
 皮を剥いたトマトで作るトマトソースは口当たりもよくて、フレッシュなトマトの風味を生かしたやさしい味になります。パスタはもちろん、カレーのベースに使用したり、チキンステーキやハンバーグのソースにしたりと使い道がたくさんあります。一度にたくさん作って、冷凍しておけば長持ちします!

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 私たちも雨の後で割れてしまったトマトや、雹の被害にあって傷がついてしまったもの、たくさんありすぎて食べきれないトマトをソースにして保存することにしています! 完熟したトマトで作ったソースは砂糖なしでもとても甘くて、程よく酸味もあって美味しいです。

②マリネ
 マリネは酢やオイル、スパイスを混ぜた調味液に漬け込む調理法です。皮を剥いたミニトマトは味がしみやすく、マリネにぴったりです。彩りもよく、作り沖しておけばもう一品食卓にほしいときに重宝します。
 蜂蜜などの甘味料を使ったマリネなら少し味の薄いトマトも美味しく食べられます。(世の中味の薄いトマトって結構ありますよね)

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 トマトの皮剥きはめんどくさいですが、これをするとより一層トマトを美味しく食べられ、活用の幅も広がります。長野県の方言に「ずく」という言葉があります。これは手間という意味で、「ずくだせ(手間を惜しまない)」などのように使います。
 皆さん、ぜひ「ずく」を出してトマトを美味しくいただきましょう! 一手間加えた料理はより一層美味しく感じられるはずです。