畑のご紹介

 とっても久しぶりです。冬は畑についてやることがなくて、全然ブログを更新していませんでした。いろいろ今後のことを考えてみたので、少しずつ記事にしていきたいと思います。

 前回の記事で開墾した畑、実際よく観察してみると日当たりが非常に悪いことがわかりました。

 一日の中で日があたるのは午前中の短い時間だけ。あとの時間は防風林にさえぎられてしまいます。今年は主にイタリアンミニトマトを栽培しようと考えていたので、日当たりは非常に重要。しかも、この畑は2.8aと小さくて、どうしようか考えていました。

同じ日の別角度から。1枚目の日が当たる部分は草が見えるけど、日当たりが悪い2枚目は草が生えてきていない。

 そんな折、この畑を紹介してくれ、アドバイスを下さったり、様々な道具や資材を貸してくださっているKさんのご厚意で、ご自身の畑を少し使わせてもらえることになりました。

 こちらの畑は浅間山をバックに、日当たりも抜群です。若干傾斜があり水はけも良さそうです。面積は8aほどで、そのうち3aほどをイタリアンミニトマトの圃場としてお借りしました。

 今後のこの畑に施肥をして、畝立てやマルチング、ミニトマトの定植をしていこうと思っています!

 

畑の開墾

2019年11月25日 開墾スタート!

これを書いているのが1か月も経った12月29日というのは内緒。

借りた畑をまずは開墾しなければなりません。

最初の状態はこんな感じ↓

雑草が生い茂っています

1年ほど伸びたい放題の畑だったため、まずは残っている支柱やネット等の農業資材を撤去したいのですが、それ以上に雑草が大きかったため、ビーバーと手作業両方で大きな雑草を片付けていきます。

農業資材が多い場所は手刈りで。でも枯れはじめで根っこが弱っていたのか、素手でもポンポン抜けました。

機械が入れそうな場所はビーバーでばんばん刈っていきます。

どんどんキレイになっていくのが気持ちいいです。

アーチの骨組みがあらわになりました。

こちらも解体し種類ごとにまとめていきます。

更地になりました!なぜかアーチの半分だけぶっ刺さっていますが。

なぜかは分かりません。笑

こんなんで3人で2時間ほどかけ片付けました。

次はロータリーをかけ引っこ抜いた雑草たちを土に戻してあげたいのですが、、

なんとも私たちは機械なんぞ一つも持っていない。

畑自体は小さいので手作業でおこすことは出来ますが、

引っこ抜いた雑草が長すぎておこす前に細かく切っていかなければ分解がされづらい、、

さてどうしたもんか!笑

2020/1/某日追記 その後、近所に住むHさんという方が畑にロータリーをかけてくださいました! 本当に助かります。ありがとうございました!! 

 

HYAKUSHO日記の思い

 この日記はたつきとゆうきが力を合わせて、自給的で循環的な農業と理想の暮らしを実現するまでの過程を追ったリアルな記録です。

 まずは二人の自己紹介や農、食に対する思い、目標や叶えたい夢について語っていきます。

 

Who are we?

Hyakusyo日記の主人公である、たつきとゆうきについてご紹介します。

たつき(24歳、男)

長野出身。科学のことならお任せあれ。某国立大学を卒業し大学院に進学したと思いきや、いきなり中退し農業の道を選択した変人。やたら計算が早く、几帳面で起点もきくわりに大雑把なところは大雑把というバランスの取れた人・・・? 料理が好きで、ゆうきの胃袋を見事つかんだ。

ゆうき(26歳、女)

岩手出身の田舎娘。かと思いきや、都会大好きで将来の夢は億万長者、なんてことはもちろんない。大自然の中で自給自足的な暮らしがしたい。時には赤ちゃん、時にはおばあちゃん、時にはおじいちゃん、またまた時にはおじさんへと早変わり。背が低いから、農作業には有利なのかな。足のサイズが20cmくらいなのは秘密だよ。

根っからの感覚派なので、困ったときには彼女の直感に従おう。

 

架け橋は食と農

 私、たつきはどんな職に就こうか考えたとき、「人間は生きていくには食べないといけない」と強く思い、食に関わる産業で働きたいと思いました。スーパーなどの小売業、飲食業、食品工業など食に関わる仕事はたくさんありましたが、まずは一番上流の第一次産業を選びました。

 一方その頃、ゆうきも長野県の高遠でのボランティアをきっかけに、自分の健康について調べたり、考えたりするうちに食への関心が強くなりました。そして、カナダにWWOOFで半年ほど滞在し、様々な農家で動物や土、食べ物に触れ、現代的なストレスのない心が豊かになる暮らしに憧れを持ちました。化学添加物や農薬を出来るだけ使わずに文字通りの元気な「自然体」を目指したいと思うようになりました。

 そうして年月が流れ、二人は出会い、お互いの食や農に関する考え方を共有し、一緒に理想の暮らしを実現するべく、力を合わせることになりました。

理想の暮らし

 私たちの理想の暮らしには欠かせないものがあります。食と古民家と猫です。

 まず、食に対するこだわりが強く、嗜好が似ていました。安くて、味はそれなりなファストフード(といっても最近はおいしい加工食品が増えています)よりも時間がかかっても自分たちの手で調理したものを食べたい。素材もちょっと高くても、良いものにこだわいたいです。そして、できることなら自分たちの手で生産したい。

 もちろん、すべての食べ物を自分たちで自給自足はできません。でも、米や四季折々の野菜を手間暇かけて作り、食べたいと思っています。旬のものを食べるということが最近健康の面からも、精神的な面からも見直されているのではしょうか。ゆくゆくは味噌や醤油、餅など昔は家庭で作られていたものに少しずつ挑戦していきたいです。

 自然あふれる景色や、昔からある古民家にも憧れます。昔ながらの風景や歴史が詰まった古民家を大事にしていきたいです。そして、古民家に相性抜群なのが猫。猫のいる暮らしをしたい。二人とも、猫が大好きなので猫がくつろぐ古民家に暮らしたいです。

 そして、二人ともお金儲けには執着していないことです。もちろん、お金は大事ですが、世の中にはお金や利益を求めすぎるあまり、大変な苦労をしている方がたくさんいらっしゃいます。必要最低限のお金があれば十分です。贅沢は言いません。

これからの展望

 まだ私たちの挑戦は始まったばかりです。

 まずは自分たちが食べる分の食糧を作れるようになることを目標にします。

 そして、将来的には身の回りの人や地域の人、私たちに興味を持ってくれた方たちにおいしい食べ物を届けていきたいと思います。

 何事も急には進みません。できることから、コツコツと取り組んでいきます。

最後に

 今回はこのHYAKUSHO日記の思いを語らせていただきました。

 今後とも、HYAKUSHO日記をよろしくお願いします!

HYAKUSHO日記

 お百姓さんになりたい

 これは原村政樹監督の映画「お百姓さんになりたい」を見て、私たちの心の中に宿った思いです。(この映画は「生きるために食べ物を作る」がテーマの農業ドキュメンタリー映画です。必見。)

 人は食べないと生きていけない。食べることは、生命を維持する最重要行為です。と同時に、豊かさや幸福感をもたらす文化的側面も持っていると思います。

 私たちは「自分たちが食べるものをできるだけ自分たちの手で作りたい」と思いました。自然の恵みをうまく利用しつつ、循環的で自給自足的な暮らしがしたい。そして、食べるものだけでなく、モノを長く使う、無駄なゴミを出さないといった持続的な暮らしにあこがれています。

 そんな暮らし方を実現できたら、現代の「お百姓さん」になれるのではないかと思い、私たちは「お百姓さん」になるべく、修行の道を歩むことにしました。

 食べ物を作るからには、全力で良いものにこだわって作りたいと思っています。私たち二人でできることは限られていますが、いずれは野菜や米をお届けしていけたらいいなと思っています。

 このブログでは、私たちがどんな人間で、どんなことを考えながら暮らしているかを綴っていこうと思います。順次FacebookやInstagramともリンクさせていきます。

 まずはこちらの記事をご覧ください。私たちについて、もっと詳しく書かせていただきました!

 それでは、HYAKUSHO日記をお楽しみください。