スナップエンドウ収穫/梅雨入り

 先日、夏らしい陽気に! といった記事を書いた矢先、梅雨入りしてしまいました(笑)。翌日から大量の(待望の)雨が降り続き、畑にもたっぷり水が入りました。周りの農家さんや畑にいる方たちも雨を待ち望んでいるようでした。

 植えたばかりのミニトマトの様子も心配でしたし、播いたばかりの種もあったので少し様子を見に行ってみました。

 すると、畑にかなり水が溜まっていました。スナップエンドウの畝は高さ15cmくらいあるのですが、半分くらい水に浸かっていました。排水性に少し難ありかなと思いました。雨が強すぎて、スマホを取り出せなかったので写真は撮りそびれてしまいましたが、今後の大雨が少し心配です。

 ミニトマトは心配なかったようで、しっかりしていました。雨が上がった後に病気などが出ていないか観察が必要です。

 もう一つ心配だった種ですが、先日播いたズッキーニの種がなぜか穴から出ていました(笑)。見た感じ何かが掘り出したようでもないし、種自体は無傷だったのでそのままもう一度埋めておきました。

 

 翌日、3日ぶりに晴れ間が広がり、晴天だったのでスナップエンドウの収穫をしてきました。今年の畑で最初の収穫物です!

 あれよあれよとたくさん穫れました!

 まだまだたくさん樹には実がついています。これからどんどん穫れそうで楽しみです。

 自家消費には量が多かったので、隣の畑にいた方たちに少しおすそ分けしました。すると、そのお礼とばかりにたくさんの野菜をいただいてしまいました。

 春菊にほうれん草、レタスまでいただきました。どれも新鮮でとても美味しかったです! この時期にこんなにたくさんの種類の野菜が穫れるなんて、さすが長年この土地で土に向き合っているなぁ、と思います。これからいろんなことを学んでいきたいと思います。

 スナップエンドウはシンプルに茹でて、塩をしていただきました。

 穫れたてのスナップエンドウは触感も良く、ならではの甘さが良く感じられました。スーパーに売っているものと比べても遜色ありません。

 

 いよいよ種を播いたものが実際に口に入る段階まで来ました。一から自分の手で育てたものは格別のおいしさです。これからも楽しんで畑仕事に勤しもうと思います!

ついに定植!/ミニトマト

 今日は今年の畑仕事の前半戦で、一大イベントをしてきました!

 それはミニトマトの定植です。5月の初めから育苗していたミニトマト達を外の圃場に植えてきました。

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 苗は本葉2枚目が展開しきったところで、発芽してから20日目でした。一般的には第一花房が開花してからの苗を定植するのがセオリーです。しかし、今回の苗はそれと比べると、かなり小さいです。育苗期間でいうと、半分以下です。

 こうなった一番の理由は、種まきが遅かったからです(笑)。外があまりに寒く、トマトの種まきをするような季節じゃなかったので、後回しにしていました。せっかく育苗することにより、冬の寒さにあたらないように初期生育の時間がとれたはずなのに。。。

 もう一つは、小さい苗の方が活着しやすいと思ったからです。体が大きいと、植え替えてから根っこが伸びるまでに身体を維持する必要なエネルギーも増えます。根も十分伸びないと、水分をしっかり吸えません。
 その分、小さい苗ならば、より少ない時間で活着させることができるのではないかと。

 これから、背を伸ばそうとしている勢いのある苗を植え付けるので、今後の伸びも良いのではないかと期待しています。まずは根っこを伸ばしてもらって、強い土台を作ってもらいます。

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定植時の苗

 

 ようやく今年の夏野菜の主役が登場しました。今から収穫してから食べたいもの、作ってみたいものがたくさんあって、うずうずします! 

 今後も名わき役的な野菜たちが登場しますので、お楽しみに!

ネット張りからの定植準備完了!/ミニトマト

 今回はミニトマト用のネットを張ってきました。これで、ミニトマトを畑に植える準備はできました。いよいよ定植間近です。

 一年ぶりの作業で、すっかり段取りが悪くなっていました。あれがない、これはどうやったっけと試行錯誤しながらの作業となりました。が、無事張り終えることができました。

 現在の畑の様子がこんな感じになります。

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 最初は平面でのっぺりしていた畑に畝が立ち、アーチが立ち、立体感が出てきました。ここにトマトが育っていくのを想像すると、本当にワクワクします!

 この作業後、少し畑の様子を観察していると、隣の畑の方が様子を見に来てくれました。その方はネットを見ると、いろいろなアドバイスをしてくださいました。

 私たちはアーチパイプに頂点と横に合計三本の直管を添わせて補強しました。パイプ同士はフックバンドという金具を使いました。

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 それを見て、「補強を7本に増やすとかなり安定する。心配なら、筋交いを入れればなお良し。固定もフックバンドじゃなくてひもで十分できる」とアドバイスをしてくださいました。ネットの張り方も同様で、もっとゆるくても作物が育って荷がかかってくれば自然と張れるし、ひもで結わえていけば片づけも簡単だと教えてくれました。

 確かにアーチの設置とネット張りは使う資材が多く、消耗品も安いものですがそれなりのお金がかかります。どんなものもまず買うのではなく、あるもので十分目的が達成できる方法を考えてみることが大事だと思いました。

 

 アーチはもう一本あるので、そちらがひもを使って頑丈なアーチが組めるか試してみたいと思います。

 今年は勉強ばかりの1年です。常に頭を使って、チャンスを逃さないようにしたいですね。

アブラムシとの闘い/スナップエンドウ

 このところ暖かい日が続き、スナップエンドウがかなり生長しました。中には花をつけているものも見られます。あと1か月ほどで収穫できそうです(ちょっと遅すぎる感ありますが笑)。

 背丈が高くなってきていたので、二段目の誘引を入れました。このくらいの高さになると、風の影響が大きくなってくるので、しっかり入れてあげます。まだ入っていない、これから伸びてくる茎も順次入れていきます。

 誘引作業自体はあっという間だったのですが、スナップエンドウにアブラムシがついているのを発見してしまいました。いつかは出てくると思っていましたが、いざ見つけるとちょっとショックですね。

 本来であれば、防除として薬剤を噴霧するのですが今年は別のアプローチをしてみることにしました。

 先日読んだ「無肥料栽培を実現する本」に害虫に関する話も書いてありました。その本の著者が言うには、

・アブラムシは不必要になった葉っぱについている
・摘葉(いらない葉をおとすこと)の役目を担っている
・先にいらない葉を落としてしまえば、そこまで被害は出ない
・何もしないと、アブラムシが激増してコントロールできなくなる

ということでした。

 実際にスナップエンドウを観察してみると、確かに株元の葉にアブラムシがたくさんついていました。ですが、生長点に近い、上の葉にはあまり見られませんでした。

 アブラムシが根元のいらない葉を狙う理由をもう少し考えてみます。

 アブラムシは葉に溜まっている窒素(硝酸態窒素)を吸いに来ているといわれています。すると一つの仮説が立ちます。

 生長点に近い葉は根から吸った窒素分をどんどん使って、成長していきます。しかし、根元の葉はもう成長しないので、窒素が過剰に蓄積しているのではないでしょうか。そして、アブラムシはそれを狙いに来ていると。

 もちろん単純に根元から順番に食べていっている可能性もありますが、ある程度しっくりくる説明だと思います。

 

 今回は、アブラムシ対策として先に余分な葉を落とすことにしました。観察していると、白い模様が着いた葉が見つかりました。その裏側にはアブラムシの卵が産みつけられていました。

白い跡が確認できる

 

裏返すとたくさんの卵が!

 

 この卵が確認できる葉を一枚一枚除去しました。すると、もさもさだった株元が自然とすっきりして風通しも良くなりました。

 風通しが悪いと、蒸れて病気を招く原因にもなるので、良い摘葉になったと思います。

 

 今回はアブラムシの対策として、卵が産みつけられた葉を除去してみました。これでどうなるか観察してみたいと思います。

育苗経過観察②/ミニトマト

 育苗中のミニトマトが発芽して、9日目となりました。

 先日の経過観察から、だいぶ大きくなって生長点が見れるようになりました。本葉1枚目の展開までもう間近となりました。

5/27 発芽9日目の様子

 

本葉が展開しそう

 前回の観察では、軸が徒長気味にヒョロヒョロでした。その後、暖かい日の夜間は窓を開けて15℃までしっかり温度を下げ、水分も夕方には乾き気味になるように調節しました。

 すると、軸から細かい毛が出てきて、色も少し赤みが差してきました。太さも出てきて、しっかりしてきました。ひとまず、さらなる徒長は抑えられているのではないかと思います。

 本葉が3-4枚展開する頃には、圃場の最低気温がミニトマトの適温になると思います。もうしばらく慎重に観察を続け、良い苗になるように頑張ります。