降り止まない雨

 7月に入ってから、九州のほうでは非常に強い雨が降り続き、甚大な被害をもたらす災害となっています。被災地の方々の身の安全、健康、少しでも早い復旧・復興を祈っています。

 長野県でもここ1週間ほど、断続的に雨が降り続いています。私のイメージでは、長野の梅雨は、そこまで雨が降らず時折晴れ間もあって、気づけば梅雨明けという感じでした。

 しかし、今年はどうやら様子がおかしい。もう1週間以上、太陽を拝んでいない気がします。雨も激しく、降ったりやんだりでぱっとしません。

 こうも雨が続くと、畑にも悪影響が出ています。一番心配なのは、排水が追いつかず野菜が根ぐされしてしまうことです。一度腐るともう大きくならず、処分するしかなくなってしまいます。また、土も固くしまってしまうので酸欠にもなり、これもまた良くありません。さらにほとんど太陽が出ていないので、日照不足も心配です。

 このあたりで何十年も農業をされている方に聞くところによると、今年の梅雨は異常だそうです。その方はレタスを中心に農業を営まれているのですが、野菜が育たないため出荷が止まってしまっているそうです。本来であれば、この時期は出荷が忙しくて、猫の手も借りたい状態なのに、こんなのは初めてだ、とおっしゃっていました。

 畑は、特に野ざらしで栽培する露地栽培は、天候の影響をもろに受けます。どんなにしっかり施肥設計をして、スケジュールを調整して作付けしても、このような悪天候には対応できません。自然は多くの恵みをもたらす一方で、甚大な被害をももたらします。上手に自然と付き合っていく方法を模索していかないといけないと考えています。

 今日の夕方にようやく一瞬だけ、雲が切れました。とても幻想的な風景になっていて、思わず写真を撮ってしまいました。

 明日は久しぶりに一日を通して、晴れの予報です。やりたい畑仕事がいっぱいあるので、今日は早めに身体を休めたいと思います。

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