【旬の食材】たくさんある渋柿は柿酢にするのがおすすめ【大量消費】

 昔から実りの秋といわれるほど、秋は豊富な農産物が獲れる季節です。

 りんごやぶどう、柿などの果物はもちろん、大根やにんじん、さつまいもなども根菜や白菜、ホウレンソウなどの葉物野菜も旬を迎え、おいしくなります。

 今回は庭に木があったり、よく人から貰う機会が多い柿に焦点を当てます。田舎に住んだことがある人は、秋の終わりになると、葉っぱが残っていない柿の木に、大量に柿が実っているところを目にしたことがあるかもしれません。学校帰りに人の庭の柿を取って(本当はだめですよ!)、かじってみたら渋柿だった、なんて経験がある人もいることでしょう。

柿の収穫


 柿は私たちが日常に食べている果物の中でも、ビタミンCをトップクラスに多く含んでいます。もちろん、ほかのビタミン類も豊富ですし、なにより甘みが強くてとてもおいしい果物です。

 今回は柿をもてあますことなく、たくさん使える方法をご紹介します。

渋柿はそのままでは食べられなくて、持て余されることが多い

 しっかりとした甘みのある柿は好きな人が多い果物の一つですね。和歌山を中心に栽培される富有柿や、山形の庄内柿などブランド化された柿もあります。中には1玉1000円近い、高級ブランド柿もあります。

 ちょっと田舎の方に行けば、自宅の庭に柿の木が植わっていることも多いのではないでしょうか? 都会に住んでいる人も、おじいちゃんおばあちゃんの家に遊びに行ったときに、庭で獲れた柿を食べたことがある人も多いと思います。

 柿は品種や収穫時期によって、差が大きい果物です。特に食感の違いは、好みがわかれるのではないでしょうか。ちょっと若いパキパキした食感を好む人がいれば、完熟してじゅるじゅるしている柿が好きな人もいます。私は多少甘みが少なくても、コリっとした食感の柿が好きです。

 

 そんな柿ですが、厄介なことに甘柿と渋柿があります。庭の柿は渋柿だということも多くあるかと思います。
 甘柿はそのままでもとても甘く、生で美味しく食べられます。一方、渋柿は生ではとても食べられたものではありません。なので渋柿は渋抜きという作業をする必要があります。

 渋抜きとしては、
1.  太陽にあてて干す
2.焼酎にヘタを浸して袋の中に入れておく

などの方法があります。

渋柿でも出来る柿酢はとにかく簡単にできる

 渋柿を使った食べ物といえば干し柿ですね。渋柿を太陽にあてて干すことで渋を抜いて、美味しく、しかも日持ちをよくする方法です。

干し柿を作っている様子

 もちろん、自分でやれば美味しい干し柿を手作り出来て、頑張れば大量の渋柿を使えます。しかし、これがなかなか大変です。干し柿作りは皮をむいて、紐につるす必要があります。干すのも、雨に濡れてしまうとかびてしまうので、天気を見て家の中に取り込む必要があります。

 でも、柿酢は違います。柿酢の作り方は簡単。柿を瓶や袋に放り込んで置いておくだけ。あとは柿にもともとついている微生物が勝手に柿酢にしてくれます。面倒な準備やお手入れは一切要りません。

柿酢

 渋柿でも心配ありません。酢になる過程で自然と渋が抜けていきます。熟れすぎてぶよぶよになってしまったものでも大丈夫です。たくさんありすぎて、食べきれない若い柿でももちろん大丈夫です。

渋柿がたくさんあったら柿酢にしましょう

 今回は渋柿がたくさんあって困っているときにおすすめの柿酢をご紹介しました。ぜひやってみてください。とても簡単ですよ。

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