この日記はたつきとゆうきが力を合わせて、自給的で循環的な農業と理想の暮らしを実現するまでの過程を追ったリアルな記録です。
まずは二人の自己紹介や農、食に対する思い、目標や叶えたい夢について語っていきます。
Who are we?
Hyakusyo日記の主人公である、たつきとゆうきについてご紹介します。
たつき(24歳、男)
長野出身。科学のことならお任せあれ。某国立大学を卒業し大学院に進学したと思いきや、いきなり中退し農業の道を選択した変人。やたら計算が早く、几帳面で起点もきくわりに大雑把なところは大雑把というバランスの取れた人・・・? 料理が好きで、ゆうきの胃袋を見事つかんだ。
ゆうき(26歳、女)
岩手出身の田舎娘。かと思いきや、都会大好きで将来の夢は億万長者、なんてことはもちろんない。大自然の中で自給自足的な暮らしがしたい。時には赤ちゃん、時にはおばあちゃん、時にはおじいちゃん、またまた時にはおじさんへと早変わり。背が低いから、農作業には有利なのかな。足のサイズが20cmくらいなのは秘密だよ。
根っからの感覚派なので、困ったときには彼女の直感に従おう。
架け橋は食と農
私、たつきはどんな職に就こうか考えたとき、「人間は生きていくには食べないといけない」と強く思い、食に関わる産業で働きたいと思いました。スーパーなどの小売業、飲食業、食品工業など食に関わる仕事はたくさんありましたが、まずは一番上流の第一次産業を選びました。
一方その頃、ゆうきも長野県の高遠でのボランティアをきっかけに、自分の健康について調べたり、考えたりするうちに食への関心が強くなりました。そして、カナダにWWOOFで半年ほど滞在し、様々な農家で動物や土、食べ物に触れ、現代的なストレスのない心が豊かになる暮らしに憧れを持ちました。化学添加物や農薬を出来るだけ使わずに文字通りの元気な「自然体」を目指したいと思うようになりました。
そうして年月が流れ、二人は出会い、お互いの食や農に関する考え方を共有し、一緒に理想の暮らしを実現するべく、力を合わせることになりました。
理想の暮らし
私たちの理想の暮らしには欠かせないものがあります。食と古民家と猫です。
まず、食に対するこだわりが強く、嗜好が似ていました。安くて、味はそれなりなファストフード(といっても最近はおいしい加工食品が増えています)よりも時間がかかっても自分たちの手で調理したものを食べたい。素材もちょっと高くても、良いものにこだわいたいです。そして、できることなら自分たちの手で生産したい。
もちろん、すべての食べ物を自分たちで自給自足はできません。でも、米や四季折々の野菜を手間暇かけて作り、食べたいと思っています。旬のものを食べるということが最近健康の面からも、精神的な面からも見直されているのではしょうか。ゆくゆくは味噌や醤油、餅など昔は家庭で作られていたものに少しずつ挑戦していきたいです。
自然あふれる景色や、昔からある古民家にも憧れます。昔ながらの風景や歴史が詰まった古民家を大事にしていきたいです。そして、古民家に相性抜群なのが猫。猫のいる暮らしをしたい。二人とも、猫が大好きなので猫がくつろぐ古民家に暮らしたいです。
そして、二人ともお金儲けには執着していないことです。もちろん、お金は大事ですが、世の中にはお金や利益を求めすぎるあまり、大変な苦労をしている方がたくさんいらっしゃいます。必要最低限のお金があれば十分です。贅沢は言いません。
これからの展望
まだ私たちの挑戦は始まったばかりです。
まずは自分たちが食べる分の食糧を作れるようになることを目標にします。
そして、将来的には身の回りの人や地域の人、私たちに興味を持ってくれた方たちにおいしい食べ物を届けていきたいと思います。
何事も急には進みません。できることから、コツコツと取り組んでいきます。
最後に
今回はこのHYAKUSHO日記の思いを語らせていただきました。
今後とも、HYAKUSHO日記をよろしくお願いします!