ママの野望一覧(随時更新:2020/4/14)

 ママの野望とはいっても、要は今年の目標です。

 やりたいこと、挑戦したいこといっぱいあるので自分の中でも整理するためにシリーズ化していこうと思います。挑戦記録や、もうちょっと細かな目標をまとめていきます。それが[ママの野望]です。

 

野望①:自家製調味料を作る

 調味料って昔は自分で作っていたということを、地域のお年寄りの方からよく聞きます。でも、私は生まれてから調味料を自分でつくったことはありません。毎日使うものだからこそ、自分で作ってみたい。スーパーに行けば、簡単に手に入りますが、中には安価すぎて不安になるような商品も多くあります。かといってお金がないので、良いものをバンバン使うこともなかなかできない。だったら自分で作ればいいじゃない! という発想です。

 まずは味噌とかマヨネーズとかやりやすそうでいいですね。醤油やソースにもチャレンジしてみたいです。味噌は近いうちにワークショップに参加する予定なので、乞うご期待!

野望②:天然酵母でパンを焼く

 結局これも自家製の話になるのですが、パンって基本買ってきますよね。でも、某製パンメーカーでは、自社製品は絶対食べないと社長が言うみたいですね。そんなパンをおいしく食べられない。かといって、パン屋さんで買うと高い。じゃあ自分で。

 私は微生物が好きで、大学でもその研究をしてみました。多くの食品が微生物の力を借りて作られていますが、その中でもパンははるか昔から人間の暮らしに密接に関わってきました。酵母はどんな植物にもついています。それを紡いで、パンを作る。何ともロハスではありませんか。

野望③:脱!刈り払い機(ビーバー)

 夏には草がものすごい勢いで伸びます。1週間もすれば、膝丈くらいまで伸びてきますよね。広いところの草刈りはやはりビーバーです。でも、ビーバーってうるさいし、排ガスでのどは痛くなるし、何より危険だと思います。一回間違えただけで、人が死にます。

 そんな時、大鎌の存在を知りました。世の中には大鎌の達人がいて、その人曰くビーバーよりも早いらしいです。こうなったら大鎌使いになるしかありません。ばっさばっさと大鎌で草を刈る、そんな男になります。

野望④:自給自足な暮らし

 結局これに行きつきます。現代は資本主義経済です。分業化が進み、生産性が著しく向上しました。その結果、今の便利な暮らしがあるのは間違いないです。それは否定できません。蛇口をひねれば安全な水が出て、スイッチを押せば電気がつく。たぶん、手放すことのできないものだと思います。

 その中で、できるだけ自分の手で自分の暮らしに携わりたい。特に衣食住は手をかけたい。自分でやるということは時間がかかります。もしかしたら、出来栄えも劣るかもしれない。それでも自分の手で、というところにロマンを感じます。

 百姓という言葉は今、差別的な言葉としてあまり使われていません。今日日流行らないかもしれません。でも百姓って、百の姓を持つ、つまり何でもできちゃうすごい人なのではないでしょうか。現代の百姓目指して、精進していきます。

野望⑤:これからできるかも。

 何とも大それたものから、すごい細かいことまでいろいろですが、少しずつ達成していきます!

桜が開き始めました。

 こんにちは。コロナウィルスの影響でほぼ家に引きこもっているママです。

 うちのすぐそばには公園があるのですが、子供たちが集まって遊んでいて少し心配です。自粛しないといけないけど、子供たちは家にずっといるだけじゃ暇で飽きてしまうだろうなとも思います。

 公園に人がいないときを見計らって、ささっと外の空気を吸ってきました。

 桜がようやく開いてきました。春が来たことを明確に感じられて、やはり桜の季節は心躍りますね。ついでに畑のそばの一本桜もご覧ください。

開き始めた桜

見事な一本桜

 どんどん畑仕事が増えてきて楽しくなってきました!

今年の作付計画

 こんにちは。

 今回は今年の栽培作物や品種、規模についてです。

 今年は初めてということもあり、手が回らなくなることがないような小さい規模で始めることにしました。今年の作業の進み具合を見て、来年以降少しずつ大きくしていこうと思っています。

 畑の広さは20m×15m=3aほどです。ちょっと広めの家庭菜園レベルですね。栽培作物はイタリアンミニトマトとスナップエンドウです。現状この栽培計画ですが、もしかしたらもう一枚増えて、そこで大豆などの豆類も栽培することになるかもしれません。

 畝の長さは20m、ミニトマトが8本、スナップエンドウが4本となっています。

 イタリアンミニトマトはパイオニアエコサイエンス社のロッソナポリタン(RN)、シシリアンルージュ(SR)にしました。この2品種の割合は決めていませんが、おそらく半々になると思います。株間は90cmとし、かいた芽を差し苗として合計170株前後栽培します。

 スナップエンドウはサカタのタネのホルンスナックにしました。この品種はつるなしで耐寒性も強いため、ちょうどよいと考えました。株間は30cmとし、直播で270株前後栽培します。

 ミニトマトは2本畝を1単位とし、アーチ支柱仕立てでトンネルにします。また、芽かきをある程度のところでやめ、野性的に栽培します。この露地での栽培方法をソバージュ栽培といいます。ソバージュ栽培には様々なメリットがありますが、特に栽培管理の簡素化、初期投資の少なさが挙げられます。

 スナップエンドウは収穫をそこまで意識せず、土づくりを狙って栽培します。ミニトマトの定植を6月中旬に予定しているため、その頃にはスナップエンドウの栽培を打ち切り、ミニトマトに集中しようと考えています。

 畝間には緑肥として麦を播種します。除草剤を使うつもりはないので、どうしてもマルチをしていない畝間には雑草が生えます。そこで管理しやすい麦を先に播いて育てておき、雑草を抑制します。こうすることで除草の手間を省くことを狙っています。また、害虫の天敵の住処、泥はね防止、土壌を柔らかく保つ効果を期待できます。

 麦は出穂を前に刈り倒し、そのまま畝間に敷いておきます。こうすることにより、翌年に種を残さず、刈り草で畝間をマルチすることもできます。

 スナップエンドウ跡地にも麦を播いていく予定です。

 まとめるとこんな感じです。

  ミニトマト スナップエンドウ
畝幅(cm) 60 30
株間(cm) 90 30
株数 170 270
収量(kg) 700
マルチ 銀黒

 

落ち葉堆肥作り/実験編①

 こんにちは。

 今日は落ち葉堆肥についてです。実は冬の間から落ち葉堆肥を作っていました。初めての落ち葉堆肥作りですが、うまくいくでしょうか。

 落ち葉が出る時期に仕込み始めて、冬の寒さが本格化する前にはある程度発酵が進んでいるのが望ましいのですが、今回は思いついたのでが冬真っ只中だったため、時期を外してしまっています。

 

 時は年明け2月中旬。まずは落ち葉堆肥用の枠を組みます。

 畳サイズの板を4枚組み合わせました。地面を15cmほど掘って、そこに板の下部を埋めました。板の外側には棒を添わせて強度を確保することにしました。

 この1.8×1.8×0.9(m)の枠にどんどん落ち葉を入れていきます。本来は落ち葉を数cm入れるごとに糠を振りまき、水を適度に加えるという工程を繰り返して層にするのですが、水を確保できない&糠を手に入れられないという準備の悪さでとりあえず落ち葉だけ入れてみました。

 しかし、ここでも不足自体が。近くの畑の人も落ち葉堆肥を仕込んでいたようで、周りの落ち葉がほとんどなくなってしまいました。困っていたところ、この間畑にロータリーをかけてくださったHさんが、またまたご厚意で落ち葉を集めてくださいました。本当に周りの方のお世話になりっぱなしです……。

 おかげさまで落ち葉はほぼ満杯まで入れることができました。

 

 あとは水と糠を足せば、ひとまず落ち葉堆肥の仕込みは終わりです。何とか間に合うでしょうか。これからどんどん暖かくなってくるので、発酵スピードも速くなると思いたい!

マメ科のすごいところ

こんにちは。

今日はマメ科の植物に焦点をあててみたいと思います。

マメ科というと、まず思い浮かぶのは大豆、枝豆、エンドウ豆などではないしょうか。他にも最近よく見かけるスナップエンドウやふっくらおいしいソラマメなど、私たちの身近な野菜にもたくさん仲間がいます。

雑草としても、レンゲ、シロツメクサ(クローバー)、カラスノエンドウなどいろいろな種類が見られます。

食品への加工も、大豆から味噌、醤油や小豆からあんこなど身近で欠かせないものが多くあります。

それだけでなく、マメ科の植物にはほかの植物にはあまり見られない、ユニークな一面があるのです。それは窒素固定菌が根っこに共生している、という点。

どういうことかというと、まず植物には根っこを初め、多種多様な微生物が共生しています。マメ科の根っこを見ると、こぶのようなものがついているのが観察できます。これを根粒菌といいます。この根粒菌は窒素を空気中から吸収し、植物が利用できる窒素に変えてくれるのです。植物と窒素の深い関係についてはこちらをご覧ください(準備中)。

そして、マメ科の植物は根粒菌が作ってくれた窒素を使って成長します。そのお返しに、根っこから根粒菌のための栄養を分泌するんです。こうして両者はお互い助け合いながら生きていきます(共生)。

よくマメ科をメインに栽培する作物の前作や後作に植え付けるということをします。これはマメ科の窒素固定による減肥が期待できるからです。

私たちも今年の作付けにスナップエンドウを入れましたが、これはスナップエンドウによる窒素固定を期待している面もあります。

マメ科の植物の凄さ、分かっていただけたでしょうか。実は窒素固定を行う菌は、マメ科の根粒菌以外にも知られているのです。それはまたの機会に。