と言っても、包丁砥ぎ自体は1年半前からやっていました。
なぜ、包丁砥ぎを始めたのか。いろんな理由があります。でも、多分包丁研ぎに興味を持っている人なら、これだけは同じなのではないのでしょうか。
包丁の切れ味を良くしたいから。
初めて自分で包丁を研いで、玉ねぎをみじん切りにしたときの爽快感といったら、今でも覚えています。でも、その時の研ぎ味では鶏肉を一太刀で切り離せなかったときの悔しさも。
なんとなくのイメージで研いでいたのを、いろいろなYoutubeの動画を参考にして、大事なポイントを押さえて、意識しながら研ぐようになりました。同時に、包丁を研いでいる時間が無心になれて、心が落ち着くことに気付きました。私にとっては、ただ包丁の切れ味をよくすることだけでなく、精神的なメンテナンスタイムにもなっています。
今、私が使用している砥石をご紹介します。
右から、面直し用兼荒砥の両面ダイヤモンド砥石(#400/#1000)、中砥のシャプトン刃の黒幕オレンジ、そして仕上げ砥のシャプトン刃の黒幕エンジです。
おそらくどこかのサイトを参考にして、中砥と仕上げ砥を購入したと思うのですが、どうも番手が飛びすぎているような気もします。
まだまだ砥ぎの世界の入り口に立ったところですが、もっと上手に砥げるように日々勉強、精進していきます。いずれ、包丁の研ぎ師として自身を持って、商売にできたらいいな、とも思っています。